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フォーシーズンズ・コオリナ、日本市場で活動強化、ロビーに専用デスクも

  • 2019年9月5日

(右から)チャーリー・パーカー氏、ジャネット桑田氏 フォーシーズンズ・リゾート・オアフ・アット・コオリナが日本人宿泊客の獲得に力を入れている。総支配人のチャーリー・パーカー氏と今年3月に日本地区担当セールスマネージャーに就任したジャネット桑田氏が来日し、業界メディアに対して現在の取り組みの状況などを語った。

 両者によると、ハード面の改善に加えて日本人宿泊客向けのサービスも拡充しているところで、リゾート内のレストランやスパ、アクティビティのメニューやブローシャーもすべて日本語化しているほか、今年のゴールデンウィークに先駆けて日本語を話すスタッフが常駐するデスクをロビーに設置。すでに宿泊客から高評価を得られているという。

 また、フォーシーズンズ・ホテルズ&リゾーツ全体の取り組みとして、公式アプリを通して100超の言語にリアルタイムで有人対応するチャット機能も提供しており、例えばビーチにいながら日本語でレストランやスパの予約をするといったことも可能という。

 パーカー氏によると「オーセンティックなハワイの文化を重視している」ことが特徴であるほか、ファミリー層を重視しており無料のキッズクラブも充実。一方、57.5メートルとハワイで最も長いというインフィニティプールは18歳未満は立ち入り不可とするなど、バランスを取っているという。また桑田氏は、ハワイで唯一ビーチでアルコールを飲める点を武器としたビーチパーティーや、オアフ島の東側に位置しハワイに慣れた旅行者でも新しい側面を楽しめることから、インセンティブ需要も積極的に取り込んでいきたい考えを示した。

 なお、今年初めには新たに高速クルーザーを導入したほか、7月4日には新たにステーキハウスがオープン。飲食関係では、全日空(NH)のA380型機でファーストクラスの機内食を監修する高塚良シェフの「NOE」や、世界で唯一と自負する漁師兼業の「フィッシュソムリエ」もアピールした。