日本旅行、6月は国内堅調、ツアーと個人が好調-海外は微減に

  • 2019年8月19日

 日本旅行の2019年6月の旅行取扱概況で、海外、国内、国際旅行の3部門を合計した総取扱額は前年比0.4%増の346億9798万円となった。海外旅行が0.2%減の102億4976万円となったほか、国際旅行が14.4%減の34億5746万円と苦戦した一方、国内旅行が3.1%増の208億6475万円とカバーした。

 海外旅行を部門別で見ると、団体旅行は一般団体が13.4%増の18億8729万円、教育旅行が18.5%増の4億9081万円となり、合計も14.4%増の23億7810万円と大きく伸長。一方、企画商品はマッハ・ベストツアーが1.8%減の21億3012万円となり、他社企画商品が0.3%増の3億8186万円となったものの、合計は1.5%減の25億1198万円と前年を下回った。個人旅行は0.5%減の47億5453万円であった。

 国内旅行では逆に団体の落ち込みを企画商品が補ったかたちで、団体旅行は一般団体が0.5%増の46億4986万円、教育旅行団体が7.0%減の35億8200万円となり、合計は2.9%減の82億3186万円。これに対して企画商品は他社企画商品が18.9%減の3億1503万円となったものの赤い風船が11.4%増の58億6168万円と好調に推移し、全体でも9.3%増の61億7671万円となった。

 また、JR券が9.0%増の32億6810万円、航空券も27.3%増の19億8142万円と好調に推移。観光施設の入場券などを集計する「観光旅行他」は22.6%減の12億667万円となったが、これらを合計した「個人等計」では5.6%増の64億5618万円となった。