ハワイ現地商談会が開幕、80名参加、ハワイ島需要喚起へ意欲

  • 2019年7月18日

Hawaii Summit参加者。ホノルルに支店のある旅行会社などからの参加も(コナ発 本誌 大宗憲知) ハワイ州観光局(HTJ)が主催する旅行商談会「Hawaii Summit」が現地時間7月17日、ハワイ島で開幕した。同イベントは2016年に初めて開催したもので、日本各地からの旅行会社をバイヤーとし、現地サプライヤーとの商談の機会を提供するもの。今回は日本市場から19社80名がバイヤーとして参加し、ハワイ島やオアフ島などのセラー66社と商談を実施する予定だ。

 ハワイ州政府の統計によると、5月までの日本人訪問者数は前年比1.4%増の62万4560人。オアフ島への訪問者数は2.6%増の59万3212人と増加しているものの、昨年にキラウエア火山噴火の影響を受けたハワイ島は25.8%減の6万1809人と厳しい状況で、今回のサミットの会場をハワイ島としたのも需要喚起策の一環だ。

ヒューズ氏 17日夜にワイコロア・ビーチ・マリオット・リゾート&スパを開場に開催した懇親パーティーで、HTJの本局にあたるハワイ・ツーリズム・オーソリティ(HTA)でマーケティング&商品開発担当副社長を務めるカレン・ヒューズ氏は、「商談会が商品造成の土台となり様々なシナジー効果を生み出してほしい」と呼びかけ、活発な商談に期待。また、4月にHTAの日本・韓国のブランド・マネージャーに就任した青木美波氏は「旅行会社の皆様にハワイサミットでお会いすることができ嬉しく思う」と謝意を述べた。

バーチ氏 このほか、ハワイ島観光局局長のロス・バーチ氏も、「私たちは皆さまをパートナーでなくオハナ(家族)であると思っており、このハワイサミットでより親交を深めたい」と語り、「ハワイ島は様々なことにチャレンジしていかなくてはいけないが、HTA、HTJと共に協力して盛り上げていきたい」と意欲を語った。

 イベントの会期は7月21日までで、参加者は18日に商談会に参加した後、19日から21日にかけてハワイ島の各地を視察して帰路につく予定だ。

※HTJの今後の活動方針や視察のレポートは別途掲載