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BEシドニーが50周年、日本旅行と記念イベント開催、企業団体需要に期待

  • 2019年7月11日

(左から)BEシドニーのクリスチャン・ニコルス氏、日本旅行海外団体推進部部長の金井雅範氏 シドニーを中心にニュー・サウス・ウェールズ州へのインセンティブなど団体旅行の誘致に取り組むビジネス・イベント・シドニー(BEシドニー)は7月11日、今年でBEシドニーが設立50周年となることを記念して、日本旅行と共同で記念イベントを開催した。BEシドニーでゼネラルマネージャーを務めるクリスチャン・ニコルス氏によると、2015年を境に日本市場への期待値が向上しており、今回のイベント開催も市場への取り組み強化の一環。

 イベントには日本旅行の営業担当者と顧客である企業関係者、そしてニュー・サウス・ウェールズ州政府観光局、カンタス航空(QF)の関係者が参加。集まった列席者に対してニコルス氏は、BEシドニーが2004年にオーストラリアの同種の機関としては初めて香港にオフィスを開設するなどアジア市場に先進的に取り組んできたことを説明し、現在ではBEシドニーの実績の約半分がアジアからもたらされていると紹介。

 そのうえで、「なかでも日本は重要なマーケット」でありこれまでも「日本の文化を学びニーズの理解に努めてきた」と強調。そして、今回が自身にとって2回目の来日と明かしつつ、「今後はもっと頻繁に訪れ、最高のサービスを提供し続けるための貴重な機会としたい」と意欲を語った。

 また、セミナーでは日本からFSCが1週間あたり25便を運航していることや、2016年に完成した「ICCシドニー」やルナ・パーク・シドニー、ゴート・アイランド、オリンピック・パークなどのベニューが揃い、多数の新ホテル建設計画も進められていること、ゴルフやヨット、100を超えるビーチなどのアクティビティにも恵まれていること、さらにポートスティーブンスやハンターバレー、ブルーマウンテンズなどの周辺地域との組み合わせで多様な旅行体験が可能であることなどをアピールした。

 なお、ニコルス氏によると今回のイベントを日本旅行1社と開催した背景には、2015年に日本旅行が約2000名の大規模な団体旅行のデスティネーションとしてシドニーを選択し、それがBEシドニーにとって日本市場の可能性を再認識するきっかけとなった経緯があるという。今後については、日本旅行だけでなく各社との関係を維持、強化しながら、観光局やNSWとも協力しさらに需要喚起に取り組んでいく方針だ。

※訂正案内(編集部 2019年7月12日08時40分)
訂正箇所:第4段落
誤:1週間あたり24便

正:1週間あたり25便
お詫びして訂正いたします