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HIS、5月は海外1%減、国内は10連休効果で15%増

  • 2019年7月1日

 エイチ・アイ・エス(HIS)の今年5月における海外旅行・国内旅行・外国人旅行の総取扱額は、前年比0.7%増の401億8763万円となった。HISと同社グループのオリオンツアー、クオリタ、クルーズプラネット、ジャパンホリデートラベル、ミキ・ツーリストの6社について、社内取引を相殺した上で合計したもの。
 
 海外旅行は0.1%減の316億4613万円で、10連休となったGWの出発が4月に集中したこともありわずかに減少。エリア別では「欧州・中近東・アフリカ」が10.5%の2桁増となり、「アジア」「オセアニア・南太平洋」「北米・中南米」も増加したが、「ハワイ・ミクロネシア」は8.1%減となった。国別では、イタリアが添乗員同行ツアーの好調などにより18%増と好調だった。

 商品別では企画旅行が4.9%増で、特に「エアー+ホテル」が89%増と大きく伸長したが、手配旅行は3.3%減だった。販売チャネル別では店舗が2.8%増、オンラインが12.9%増といずれも増加した。

 このほか、国内旅行は10連休効果により14.7%増の45億8232万円と好調。特に北海道は41%増の大幅増で、沖縄も15%増となった。チャネル別では店舗が同19%増、オンラインが27%増。外国人旅行はアジアからの訪日客が減少したものの、欧米は増加し、0.4%増の39億5918 万円となった。