リクルートライフスタイルの「エイビーロード海外旅行調査2019」で、2018年に人気だった旅行先の1位は台湾となった。2018年に海外旅行に行き集計対象となった5398名のうち、台湾を訪れたと回答したのは16.3％。前年より1.2ポイント下げたものの、5年連続での1位となった。一方、2位には2.4ポイント増の13.6％となった韓国が入り、0.2ポイント減の13.4％となった「ハワイ（オアフ島）」と順位が逆転した。韓国の数値が前年を上回るのは4年ぶり。

　韓国の2.4ポイントの伸び幅は全方面で最も大きく、2位は「タイ（ビーチリゾート以外）」の0.9ポイント増（6.8％）。逆に前年からの下げ幅が最も大きかったのは台湾の1.2ポイント減で、このほかでは火山の噴火が影響した「ハワイ（オアフ島以外）」が0.8ポイント減（3.2％）となっている。

　また、2019年に海外旅行に行った、または行きたいと回答したのは82.5％で、行った、または行きたい方面の1位はやはり台湾。ただし、0.2ポイント減の15.5％と引き続き前年を下回っている。2位は「ハワイ（オアフ島）」で0.4ポイント増の14.8％、3位は韓国で1.0％増の11.8％となった。

　さらに、今後行きたい海外旅行先の質問（10ヶ国・地域までの複数回答）では、イタリアが34.5％を集めて昨年に続いて1位。2位は昨年3位のフランスで32.9％、3位は昨年2位だったスペインで32.8％となった。

　このほか、2万1930名からの回答を集めた予備調査の段階で、2020年のオリンピック・パラリンピック期間中の過ごし方を聞いた質問（複数回答）では、「特別なことはしない」が63.8％となり、次いで「会場以外で観戦する」が23.8％。日帰りを含む国内旅行は7.0％、海外旅行は2.1％と低い結果となった。