日本旅行、4月の取扱額は16.9%増、国内・海外いずれも増加

  • 2019年6月17日
 日本旅行の2019年4月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比4.1%増の86億5524万円、国内旅行は22.8%増の243億1289万円、訪日旅行などの国際旅行は16.9%増の67億3234万円で、総額は16.9%増の397億66万円となった。

 海外旅行のうち団体旅行は4.6%減の10億9999万円で、このうち教育団体は30%増の4億1815万円となったものの、一般団体が18%減の6億8184万円と落ち込んだ。一方、企画商品は2.8%増の20億670万円で、他社企画商品が2.6%減の4億3766万円だったのに対し、マッハ・ベストツアーが4.4%増の15億6904万円と牽引した。個人旅行は7.4%増の48億3970万円であった。
一般団体が足を引っ張った。

 国内旅行では、団体旅行は3.3%増の52億2254万円で、内訳は一般団体が0.9%減の29億6635万円、教育団体は9.4%増の22億5619万円。企画商品は10.3%増の75億2734万円で、赤い風船が11.6%増の71億5529万円となり、他社企画商品は9.0%減の3億7205万円だった。

 国内旅行における団体・企画旅行以外の「個人旅行等」は45.9%増の115億6302万円。このうちJR券が7.1%増の43億3256万円となったほか、航空券も29.1%増の27億4966万円と好調。さらに観光施設入場券などの「観光旅行他」も156%増の44億8079万円と大きく増加した。航空券は「JALONLINE」や「ANA@Desk」などの出張需要が好調で、また観光旅行はギフト旅行券などで大口の重文が入ったという。