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KNT-CT、3月取扱額は1.6%増、国内と訪日が増加

  • 2019年5月29日

 KNT-CTホールディングスがこのほど発表したグループ会社14社の3月の旅行取扱概況で、総取扱額は前年比1.6%増の430億165万円となった。内訳は海外旅行が3.0%減の149億9668万円、国内旅行が0.9%増の218億6906万円、訪日旅行などの外国人旅行が20.8%増の34億9404万円。

 海外旅行は、団体旅行が8.3%減の35億7456万円、企画旅行が4.2%減の75億7025万円となったものの、個人旅行は5.2%増の38億5188万円と前年を上回った。団体旅行のうち、一般団体は前年の平昌パラリンピック開催の影響などを受け30.4%減の14億690万円となったが、学生団体は15.6%増の21億6766万円と好調だった。

 海外企画旅行では、ホリデイの取扱額は4.3%増の18億7650万円となったものの、クラブツーリズムが6.7%減の56億6965万円、その他企画商品が20.6%減の2411万円と苦戦した。ホリデイの方面別取扱人数は、アメリカやアジア方面が好調であった一方、オセアニアや台湾、一部商品をクラブツーリズム商品に統合した影響がある欧州などが減少した。クラブツーリズムでは、トルコやエジプト、中欧、北欧、イギリスなどが増加し、欧州のクルーズも堅調。しかし、アジアや北米、カナダ、ハワイ、オセアニアは低迷が続いているという。

 国内旅行は、団体旅行が12.1%減の38億7788万円、企画商品が4.5%増の139億5025万円、個人旅行が3.1%増の40億4093万円。団体旅行では、学生団体が修学旅行の取扱人数増などにより4.5%増の17億1106万円と伸びたものの、一般団体が21.8%減の21億6682万円と苦戦した。一般団体は職場旅行や経済団体の大会・会議などが取扱人数を増やした一方、企業系コンベンションは前年を割り込んだという。

 企画商品では、メイトが1.6%増の59億2525万円、クラブツーリズムが6.7%増の80億233万円、その他企画商品が0.9%減の2267万円となった。方面別の取扱人数は、メイトでは東海や関西、九州が低調であった一方、北海道や東京が全体を牽引。クラブツーリズムは北海道のふっこう割や桜の商品、首都圏出発の日帰りバス商品などが好調だった。