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主要49社の海外旅行、18年度は5%増に、32社が前年超え

  • 2019年5月19日

 観光庁が取りまとめた主要旅行会社49社の2018年度(18年4月~19年3月)の旅行取扱概況によると、海外旅行を扱う47社の海外旅行取扱額の合計は前年比5.0%増の2兆1214億5348万円だった。四半期別の伸び率は、第1四半期が9.2%増、第2四半期が4.4%増、第3四半期が7.9%増、第4四半期が1.0%減。

 企業別の取扱額の1位は今年度もJTB12社計で、0.6%増の5934億2114万円と微増。2位のエイチ・アイ・エス(HIS)6社計は13.2%増の4438億6921万円、3位の阪急交通社3社計は11.2%増の2298億3271万円で、ともに2桁増となった。4位はKNT-CTホールディングス13社計で5.6%増の1632億944万円、5位は日本旅行で5.4%増の1269億5089万円。5社のいずれも前年から増加した。

 上位10位中、前年を上回ったのは8社で、最も増加したのはHIS6社計の13.2%増。前年を下回ったのはジャルパックとエムオーツーリストで、それぞれ4.3%減の525億8522万円、2.2%減の386億8340万円だった。

 取扱額の前年度からの伸び率の1位は、額が最も少ない名鉄観光バスで26.5%増の1億5210万円。2位は旅工房で18.3%増の273億1480万円、3位はHIS6社計の13.2%増だった。47社中32社が前年を上回った。

 海外募集型企画旅行の取扱額は2.0%減の4185億1588万円、取扱人数は8.9%減の190万6244人で、1人あたりの単価は7.6%増の21万9550円だった。

 なお、国内旅行の取扱額は2.6%減の2兆8617億8105万円、訪日旅行は12.9%増の2414億713万円で、総取扱額は1.6%増の5兆2246億4165万円。

主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)

2018年度累計
2018年度詳細


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