オーストリア  ウィーン / 映画や現代史にご興味のある方は「第三の男」ミュージアムへ

  • 2019年4月12日

 1949年イギリスで公開されたサスペンス映画「第三の男」は今年70周年を迎えます。

 キャロル・リード監督、グレアム・グリーン脚本によるモノクロ映画で、第二次世界大戦直後のウィーンを舞台にしています。名優オーソン・ウェルズの渋みのある演技や、第二次世界大戦の傷跡が残るウィーンの街、そして、なんといってもアントン・カラスが演奏するオーストリアの民族楽器ツィターによるテーマ音楽(ヱビスビールのCMソング、JR恵比寿駅の発車時のBGMにも使われています)が印象的です。

 追想するには、プラータ-公園の大観覧車、地下道を巡る第三の男ツアーの他、ミュージアムの第三の男コレクションも必見です。

 ミュージアムでは映画公開70周年を記念して回顧展が開催されます(2019年5月11日~2020年1月4日)。

 また戦後4か国の連合軍の統治下となったウィーンの当時の写真なども同館内で展示されており、見ごたえがあります。

  ※「第三の男」ミュージアム(Dritte Mann Museum)
住所: Pressgasse 25 , 1040 Wien
開館日時: 毎週土曜 14:00~18:00 のみ
入場料金: 8.90ユーロ(大人1名)
詳細: http://www.3mpc.net/
    https://www.wien.info/ja/sightseeing/sights/from-a-to-z/third-man-museum

情報提供:オーストリア政府観光局、日本海外ツアーオペレーター協会