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香港、芸人の藤森慎吾さんを起用-観光年で特典など続々

  • 2019年1月29日

 香港政府観光局(HKTB)は1月29日、東京で記者会見を開催し、2016年から継続中の香港好きのインフルエンサー「超級香港迷(スーパーホンコンマイ)」に魅力を発信してもらうプロジェクトでお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾さんを起用すると発表した。藤森さんは中学生時代を香港で過ごし、現在も定期的に現地を訪れているといい、17年に発表したモデルで女優の水原希子さんと同じく「星級香港迷(スターホンコンマイ)」としての任命となる。

 会見で藤森さんは、香港で過ごした中学生時代について「大げさでなく、(生まれ故郷の)長野から(移住した)香港の大都会で3年間いろいろなものを見て感じたことが、今この世界でチャレンジしていることに繋がってきたのではないか、というくらい影響を受けた」と説明。そのうえで、今回の起用について「非常に光栄。芸人になって15年、がんばってきたかいがあった」と語り、魅力の発信に意欲を示した。HKTB日本局長の堀和典氏によると任期は設定せず、継続して取り組んでもらう考えという。

日本香港観光年、航空会社や旅行会社と連携し地方路線を拡大へ

 堀氏はまた、今年の日本香港観光年の取り組みについても紹介。観光年では、日本/香港間の直行便、特に地方路線を維持、拡大していくことを重視しており、キャセイパシフィック航空(CX)、ジェットスター・ジャパン(GK)、全日空(NH)、日本航空(JL)、ピーチ・アビエーション(MM)、香港エクスプレス(UO)、香港航空(HX)をパートナー航空会社とし、すでに一部では共同キャンペーンを開始。

 また、旅行会社も全国の大小24社・グループと提携。例えばアルパインツアーサービスが特別ハイキングツアーを設定したり、JTBとエイチ・アイ・エス(HIS)は4月から6月出発で交通系ICカード「オクトパスカード」を特典とするツアーを販売するなど具体的な取り組みが始まっているといい、今年4月に就航予定の小松空港線を含め日本全国16都市17空港への路線を共同で盛り上げていく計画だ。

 このほか、アクティビティの入場割引やショッピングモールでの割引クーポンの配布、さらに団体旅行でも通常は100名からとていた特典の提供を20名以上に緩和するといった施策も用意している。