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主要49社、11月の海外は5.1%増-エムオーツーリストが3割増

  • 2019年1月20日

 観光庁が取りまとめた主要旅行会社49社の2018年11月の旅行取扱概況で、海外旅行を扱う47社の海外旅行取扱額の合計は、前年比5.1%増の1797億6607万円だった。

 企業別の取扱額の1位はJTB12社計で、1.3%増の507億3047万円。2位はエイチ・アイ・エス(HIS)6社計で7.9%増の338億1009万円、3位は阪急交通社3社計で15.6%増の195億9649万円だった。4位はKNT-CTホールディングス13社計で2.6%増の140億5600万円、5位は日本旅行で0.5%増の110億5441万円だった。なお、上位5位の順位は17年4月から変わっていない。

 上位10社中前年を上回ったのは9社で、最も増加したのはエムオーツーリストで33.6%増の36億5296万円だった。唯一前年を下回ったのはジャルパックで、5.5%減の39億3571万円。

 前年からの伸び率の1位は名鉄観光バスで、158.3%増の1347万円。2位は西武トラベルで57.4%増の1億5811万円、3位はジェイアール東海ツアーズで47.0%増の1億4229万円だった。47社の半数弱を占める取扱額が10億円を超える企業では、エムオーツーリストが最も伸長。次いで日産クリエイティブサービスが24.0%増の10億8591万円、トヨタツーリストインターナショナルが19.7%増の14億9640万円と続いた。47社中32社が前年を上回った。

 海外募集型企画旅行の取扱額は2.6%減の309億479万円、取扱人数は9.0%減の15万668人、1人あたりの単価は7.1%増の20万5119円だった。

 なお、11月の国内旅行の取扱額は0.6%増の2747億5830万円、訪日旅行は14.0%増の221億4046万円、総取扱額は2.8%増の4766億6484万円だった。国内旅行と訪日旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)