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18年出国者数は1895万人、過去最高にー6年ぶり記録更新

  • 2019年1月16日

 日本政府観光局(JNTO)によると、2018年の日本人出国者数(推計値)は前年比6.0%増の1895万4000人となり、12年の1849万657人を上回って最高記録を更新した。観光庁長官の田端浩氏は1月16日に開催した業界誌向けの記者会見で、増加の理由として、航空座席数の増加や近隣国との外交関係の安定などを挙げた。

 12月単月の出国者数は10.9%増の162万9300人で今年2度目の2桁増となったが、期待されていた1900万人台を達成するには至らなかった。

 出国者数は12年に記録を更新した後、13年は5.5%減の1747万2748人、14年は3.3%減の1690万3388人、15年は4.1%減の1621万3789人と減少が続いた。しかし16年は5.6%増の1711万6420人と増加に転じ、17年も4.5%増の1788万9292人となっていた。

 18年は2月が6.9%減の139万518人と前年を下回ったものの、それ以外の月はすべて前年を上回った。10月には12.8%増を記録している。

 なお、18年の訪日外客数は8.7%増の3119万1900人で、初めて年間で3000万人を上回った。詳細は別途記載(下記関連記事)。