エイチ・アイ・エス（HIS）はこのほど、今年のゴールデンウィーク（GW。4月27日～5月6日）の予約動向を発表した。1月9日時点の、GWに日本を出発する航空券または航空券とホテルを組み合わせた「自由旅行」と、パッケージツアーの予約者数をもとに集計したもの。今年はGWが10連休になるため、例年より数ヶ月早く商品を発表しており、予約のタイミングは数ヶ月早まったという。予約者数は前年の3倍超えで推移しており、なかでもオセアニアは前年の6倍、北米は5倍、欧州は4倍と長距離方面が好調となった。

　海外旅行の方面別総合ランキングでは、7年連続でホノルルが1位となった。2位は台湾、3位はグアムで、昨年の順位と逆転した。上位10位では、昨年11位だったパリが8位に、24位だったケアンズが10位にランクインした。

　自由旅行の1位はホノルル、2位はソウル、3位はシンガポール、パッケージツアーの1位はホノルル、2位は台北、3位はグアムとなった。自由旅行では昨年12位だったロンドンが8位に、15位だったロサンゼルスが10位に入ったほか、パッケージツアーでも昨年15位のケアンズが5位、11位のバンコクが9位、17位のパリが10位に選ばれており、例年よりも長距離路線の都市に人気が集まった。

　昨年からの伸び率では、1位のケアンズが昨年の10.8倍、2位のニューヨークが6.9倍、3位のロサンゼルスが6.8倍、4位のプーケットが6.2倍、5位のバルセロナが6.1倍と大幅に増加した。

　人気の出発日はGW初日の4月27日が1位で、2位が28日、3位が29日となった。出国のピークは4月27日と28日、帰国のピークは5月4日と5日となる見込み。