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国内LCC4社、年末年始の予約人数は13.8%増-エアアジアJは非公開に

  • 2018年12月25日

 ピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、バニラエア(JW)、春秋航空日本(IJ)が12月21日に発表した、年末年始(12月28日~1月6日)の予約状況で、4社の国際線と国内線の予約人数の合計は前年比13.8%増の42万4835人となった。座席数は14.9%増の55万9289席、利用率は0.7ポイント減の76.0%だった。

 なお、エアアジア・ジャパン(DJ)は今回から予約状況と実績を非公開にすることを決定。同社によれば、「データを非公表にしても、お客様の利便性が低減するわけではない」と判断したためで、今後はウェブサイトやソーシャルメディアなどで、年末年始の混雑状況などの情報を提供するという。

 4社の国際線の予約人数の合計は6.6%増の12万6425人、座席数は4.1%増の14万5415席、予約率は2.1ポイント増の86.9%となった。国内線の予約人数は17.2%増の29万8410人、座席数は19.3%増の41万3874席、予約率は1.3ポイント減の72.1%だった。

 それぞれの際内合計の予約人数が最も多かったのはMMで、12.3%増の16万3903人だった。伸び率の1位はIJで93.0%増の2万5468人。IJによれば、8月に17年冬ダイヤから運休していた成田/新千歳線を再開し、9月から成田/天津線を4便増やしてデイリー化したことなどで、座席数が87.3%増の2万9729席となったことが増加の要因という。予約人数が唯一前年を下回ったのはJWで、2.0%減の7万2156人だった。予約率とその伸び率の1位はIJで、2.6ポイント増の85.7%だった。

 国際線のうち、予約人数が最も多かったのはMMで9.4%増の6万5528人。予約人数が最も伸長したのはIJで、103.0%増の9031人となった。JWとGKは座席数を減らしたことなどにより前年を下回った。予約率とその伸び率の1位はIJで、9.1ポイント増の93.2%。予約率が唯一前年を下回ったのはJWで、1.0ポイント減の83.8%となった。

 国内線の予約人数は4社とも前年を上回っており、最も多かったのはGKで19.7%増の14万3280人。人数が最も伸長したのはIJで88.0%増の1万6437人だった。予約率が最も高かったのもIJで、0.6ポイント減の82.0%と唯一の80%台に。予約率の伸び率の1位はMMで、0.1ポイント増の77.0%だった。最も落ち込んだのはJWで、4.6ポイント減の70.0%だった。