元HIS平林氏、handy Japanのトラベル領域CEOに就任

  • 2018年7月13日

平林氏 ホテル宿泊者向けにスマートフォン無料レンタルサービス「handy」を展開するhandy Japanは7月13日、エイチ・アイ・エス(HIS)元代表取締役社長の平林朗氏を、「Travel Agent」領域のCEOに任命した。handy Japanはこのほどソフトバンクとの業務資本提携を締結し、旅行者向けに旅行商品やアクティビティなどを販売する「Travel Agent」、ホテルや旅館などにスマートロック機能などを提供する「Hotel IoT」、事業者にデジタル広告を提供する「Media」の3領域に注力することを発表していた。

 handy Japanによると、平林氏の起用により、レストランやアクティビティ、エンターテイメントなどの「タビナカ」領域の強化をはかる考え。年内には第3種旅行業も取得し、さらなる事業拡大をめざす。このほか、今後は「Hotel IoT」「Media」領域においても、他業界などから責任者を招き、取組を強化する方針という。

 平林氏は1993年にHISに入社し、08年に同社代表取締役社長に就任。16年から同社取締役副会長兼M&A本部長や、H.I.S.ホテルホールディングスの代表取締役社長を務めていたが、17年10月末に辞任。その後は11月にゴルフ運営会社のアコーディア・ゴルフの取締役に就任し、今年の1月から4月まで、代表取締役社長を務めていた。

 平林氏はCEO就任に際し、「旅行者のタビナカのタッチポイントであるhandyを通して、旅行会社・地域商店をはじめとしたパートナーの皆様と、旅行者へ魅力的なコンテンツを届けていきたい」とコメントを発表している。