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ニュージーランド航空、関西/オークランド線・季節運航の活かし方[PR]

NZマーケテイングディレクターが見る関西市場の可能性

10月26日から週3便で運航

NZ日本支社マーケティング・ディレクターのシモーン・エリス氏

 ニュージーランド航空(NZ)は10月26日から、関西/オークランド線を週3便(水・金・日)で運航する。来年3月31日までの季節運航だが、ニュージーランドが人気シーズンを迎える季節の運航だけに、関西からの観光需要に大きな期待がかかる。

 NZ便が運航される10月末から3月末は、南半球のニュージーランドは春・夏を迎え、イベントやアクティビティがますます充実してくる。NZ日本支社のマーケティング・ディレクターを務めるシモーン・エリス氏は、「日本の秋冬から脱出したいと考える関西の方々にとって、NZのオークランド線で直行できるニュージーランドは、格好の渡航先になるのでは」と期待する。またエリス氏自身が、オークランドと同じ北島にあり食とワインの美味しさで知られるホークス・ベイの出身だけに、「旅行先としてのホークス・ベイは自信をもってお勧めできます。とりわけ関西便が運航するハイシーズンはゴージャスです」とデスティネーションとしての価値に太鼓判を押す。

ニュージーランドでも特に温暖な地域のホークス・ベイはワインの名産地としても有名だ©Hawke's Bay Tourism

 NZが羽田・成田/オークランド線に加え、関西/オークランド線を運航するのは、訪日ニュージーランド旅行者の需要が見込めることも理由の一つだ。大阪や京都を訪れるニュージーランド人旅行者にとって関西路線は利用価値が高い。こうした需要が見込めることは関西路線のアドバンテージだが、インバウンドがもたらしたチャンスをニュージーランドへのアウトバウンド活性化につなげることこそ、ツー・ウェイ・ツーリズムの理想形だ。旅行会社としても活かさぬ手はない。

 NZも単に訪日需要を当て込むだけでなく、「関西の方々は温かく歓迎すべき性格で知られ、同じような気質を持つニュージーランド人は関西の方々が旅行に来てくれることを熱望しています」(エリス氏)としており、関西からのアウトバウンド需要喚起に積極的に取り組む方針だ。

 より大きな戦略的理由としてエリス氏は関西市場の強化も挙げる。同氏によればNZはニュージーランドへの旅行需要拡大を図るルート開発と人材確保を進めているが、そうした取り組みと投資の多くが関西市場に向けられており、現在も関西地区を担当する2人のアカウントマネージャーと、マーケティングマネージャーの計3名が旅行会社等のサポートを行っている。

ダートリバーを膨張式のカヌー「ファンヤック」に乗って絶景を巡るアクティビティはニュージーランドならでは©NGAI TAHU Tourism

 ニュージーランドへのパッケージツアーの販売促進に関しては、旅行者がOTAのサイトや旅行会社の店頭を訪れる段階ではすでにニュージーランド旅行への関心を十分に高めている状態を創り出すB2C2Bのアプローチを採用。関西地区でも、旅行会社を含むパートナーとNZが共同でプロモーションに投資する体制作りを検討している。プロモーションは、日本人のニュージーランドに対する認知度の向上から取り組む必要があるが「最終的には日本人が休暇先に選ぶ場所としてトップ3に入ることが目標」(エリス氏)としている。

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