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主要50社、17年度の国内旅行は0.4%増-訪日は12%増

  • 2018年6月7日

 観光庁が取りまとめた主要旅行会社50社の2017年度(17年4月~18年3月)の旅行取扱状況によると、国内旅行の取扱額の合計は前年比0.4%増の3兆4190億8426万円だった。17年度の募集型企画旅行の取扱額は1.4%減の1兆624億3189万円。取扱人数は2.8%減の3407万7630人で、単価は1.5%増の3万1177円だった。

 取扱額が最も大きかったのはJTB25社計で、1.5%減の1兆321億1920万円。2位は楽天で8.1%増の5575億3836万円、3位はKNT-CTホールディングスで2.4%減の3153億1950万円となった。上位10位のうち前年を上回ったのは5社で、最も伸長したのは楽天、最も落ち込んだのはANAセールスで3.8%減の1674億4942万円だった。

 前回からの伸び率の1位はケイライントラベルで13.6%増の4億4141万円。2位はWILLERで11.6%増の170億8675万円、3位は南海国際旅行で9.0%増の111億7602万円だった。国内旅行を取り扱う49社の半数強を占める取扱高が100億円以上の企業の伸び率の1位はWILLER、2位は南海国際旅行、3位は楽天だった。49社中、前年を上回ったのは19社にとどまった。

 訪日旅行の取扱額の合計は12.1%増の2240億8301万円。募集型企画旅行の取扱額は3.8%増の80億6499万円、取扱人数は16.4%増の51万6462人で、単価は10.9%減の1万5616円だった。

 取扱額が最も大きかったのはJTB25社計で3.1%増の874億7052万円。2位は日本旅行で11.9%増の400億6835万円、3位はエイチ・アイ・エス(HIS)6社計で45.1%増の356億8321万円だった。上位10位については、東日観光が2.8%減の24億9747万円となった以外は前年を上回った。最も伸長したのはHIS6社計だった。

 前年度からの伸び率では、名鉄観光バスが約7.6倍の6504万円と最も伸長。続いてメルコトラベルが約4.5倍の3178万円、DeNAトラベルが約3.2倍の19億2459万円だった。取扱高が10億円以上の14社の伸び率の1位はDeNAトラベル、2位はジェイアール東海ツアーズで100.4%増の10億5308万円、3位はHIS6社計だった。訪日旅行を取り扱う37社のうち25社が前年を上回った。

 なお、17年度の海外旅行の取扱額6.7%増の2兆653億578万円で、総取扱額は3.0%増の5兆7084億7305万円だった。

※詳細の表は次ページに掲載

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