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主要50社、2月の海外旅行は5.3%増、ハワイ・欧州など好調

  • 2018年5月9日

 観光庁が取りまとめた主要旅行会社50社の今年2月の旅行取扱状況によると、海外旅行の取扱額の合計は前年比5.3%増の1669億3538万円となった。募集型・受注型ともに企画旅行で欧州やハワイ方面が好調に推移したこと、韓国で冬季五輪が開催されたことなどにより前年を上回った。募集型企画旅行の取扱額は7.9%増の328億7798万円、取扱人数は4.2%減の18万1301人、単価は12.7%増の18万1345円だった。

 企業別で見ると、取扱額が最も大きかったのはJTB25社計で11.2%増の491億416万円。2位はエイチ・アイ・エス(HIS)6社計で6.7%増の350億8856万円、3位は阪急交通社3社計で4.9%増の154億5407万円だった。上位10社のうち6社が前年を上回り、伸び率が最も高かったのはKNT-CTホールディングス11社計で11.8%増の117億7921万円だった。前年を下回ったのは日本旅行、ジャルパック、DeNAトラベル、エムオーツーリストの4社で、このうち最も減少したのはジャルパックで10.1%減の39億8300万円だった。

 前年からの伸び率は、ニッコウトラベルが98.6%増の2億5786万円と最も伸長。次いで旅工房が28.2%増の25億6335万円、トラベル日本が27.4%増の2億3410万円と続いた。海外旅行を取り扱う48社の約半数を占める取扱高10億円以上の企業における伸び率は、1位が旅工房、2位がANAセールスで13.8%増の18億8921万円、3位がKNT-CTホールディングス11社計となった。48社中、前年を上回った会社は22社だった。

 なお、2月の国内旅行の取扱額は1.3%増の2385億2250万円、外国人旅行は11.6%増の162億9628万円、総取扱額は3.2%増の4217億5416万円だった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。


※昨年4月分からJTB15社計を25社計に変更し、びゅうトラベルサービス、エスティーエートラベル、テック航空サービス、ニッコウトラベルを追加。10月分からKNT-CTホールディングス8社計を分社化に伴い11社に変更。11月分からHIS5社にミキ・ツーリストを加えてHIS6社に変更

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
2月単月