ベストワンクルーズ、25日にマザーズ上場、チャーターに意欲

  • 2018年4月18日(水)

 クルーズに特化したオンライン旅行予約サイト「ベストワンクルーズ」を運営するベストワンドットコムは4月25日、東証マザーズに新規上場する。公募株式数は7万5000株で、売出はオーバーアロットメントによる1万6300株を含む3万4000株。公募・売出価格は4330円。同社の代表取締役はエイチ・アイ・エス(HIS)代表取締役会長兼社長の澤田秀雄氏の長男である澤田秀太氏が務める。

 同社によると新株発行により調達した資金は、7割をチャータークルーズ催行費用に、2割を採用に伴う人件費に、1割をブランド認知度向上の為の広告宣伝費に充てるという。初めてとなるチャータークルーズ催行は2019年度7月期(18年8月1日~19年7月31日)の実現をめざす。

 ベストワンドットコムは05年の設立で、国内外のクルーズ乗船券やパッケージツアーなどを販売する「ベストワンクルーズ」を開設したのち、14年にはハネムーンクルーズ専門サイトの「HUNEMOON」も開設。同年には日本旅行業協会(JATA)に加盟するとともに、第3種旅行業から第1種旅行業へと登録を変更している。

 16年には高級船専門のクルーズ旅行会社のファイブスタークルーズを完全子会社化し、昨年11月にはアドベンチャーと販売業務提携契約を締結。今年2月末時点の契約船会社数は国内外をあわせて61社、取扱コース数は1万7101コースに上る。

 今後の中長期的な戦略としては、添乗員同行ツアーなどオリジナルツアーの品質改善やコース数の増加、日本では取扱のない外国船の取扱や総代理店業務、各種割引料金や船上特典の提供、セミナー開催などにも取り組む考え。また、オンライン予約の利便性向上や新たなウェブサイトの立ち上げにも注力し、若年層などへのアピールをはかる。また、シニアに対しては電話オペレーターによるフォローを強化し、全世代の取り込みをはかる考え。

 同社の資本金は1億3207万円。17年度7月期の連結決算は、売上高が前年比27.6%増の11億9659万円、営業利益が324.5%増の4868万円、経常利益が815.8%増の5183万円、当期純利益が594.7%増の3465万円だった。各利益の大幅増は、広告施策の効率化による宣伝費削減や、前年度の為替差損が差益に転じたことなどによるという。今年度の第2四半期(17年8月1日~18年1月31日)は売上高が8億138万円、営業利益が7646万円、経常利益が8107万円、当期純利益が5604万円。

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