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IHG、リージェント株の51%取得、高級ホテル事業を拡大

  • 2018年3月18日

 インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)はこのほど、リージェントホテルズグループの株式の51%を取得すると発表した。取得額は3900万米ドル(41億3000万円)で今年の第2四半期までに完了し、残りの49%についても2026年から段階的に取得する見込み。グループにおける最高級ホテル事業を拡大する。

 リージェントホテルズは現在、アジアを中心に6軒・約2000室を展開しているが、世界の大都市やリゾート地などで出展を拡大し、長期的には40軒・1万室にまで引き上げる考え。現在はジャカルタ、ハルビン、フーコックでの出店計画が進行している。

 IHGのCEOのキース・バー氏は発表に際して「インターコンチネンタルホテルズ&リゾーツを有する我々は、すでにラグジャリーホテルの分野ではリーダーの1つだが、傘下にリージェントホテルズを加えることでさらなる拡大が可能になる」とコメント。リージェントホテルズのオーナーであるフォルモサ・インターナショナル・ホテルズの会長のスティーブン・パン氏は「IHGは我々と同じビジョンを共有しており、リージェントホテルズのユニークさを守る術についても十分に理解している」と述べている。

 なお、IHGは今回の買収にあわせて、20年初頭に「インターコンチネンタル香港」の大規模な刷新を開始し、21年には「リージェント香港」にリブランドすることも発表した。同ホテルは1980年に「リージェント香港」として開業して以来、同ブランドを象徴する存在として知られてきたが、2001年にはIHG傘下に入り「インターコンチネンタル香港」と改称して現在に至る。