週間ランキング、1位はルフトハンザのロゴ刷新、グローバル大手の買収も

  • 2018年2月16日(金)
LHプレス用サイトより転載

[総評] 今週の1位は、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)が新しいブランドデザインを発表した記事でした。航空会社のロゴを見る機会で最も多いのは、旅行会社だと名刺などもありえるものの、一般的には機材の尾翼ではないかと思います。LHは、飛翔する鶴を横から描いたロゴマークを100年前に導入し、現在は尾翼全体が紺色で染め抜かれ、中央に配された黄色の丸の中に鶴の姿が背景の紺色で抜かれているデザインとなっており、我々もこれに慣れ親しんでいるところです。

 対して新しい尾翼は、ほぼ同系色ながらおそらく若干深みを増した紺地に白で鶴が抜かれるもので、黄色を排除したことで非常にシンプルな見た目となっています。少しさみしくなったような気もする一方、鶴のくちばしなど細かな部分に手を加えることでスタイリッシュな印象が強くなりました。

 もちろん、白と紺の部分を反転させるパターンがあったり、あるいは白と黄色のパターンも用意されていたりと、必ずしも尾翼のデザインが今回のブランドデザイン刷新のすべてではないのですが、白、黄、紺の3色を同時に使うことはしないというのが基本ルールと見られます。

 旧ロゴはどうやら50年以上使われてきたようで、そう考えると新ロゴは今後数十年の企業活動すべてに関わるものといえます。リニューアルの判断は非常に重いものだったでしょうし、新しいデザインを生み出す作業も想像を絶する大変さであったはずです。3月には日本でも記者会見をするとのことですが、各国で同じようにイベントや広告展開を計画されているはずですから、相当な出費も伴います。

 そうまでして変更するのは、社内外に対して我々は変化するんだ、一歩先に進むのだ、というメッセージを打ち出すためでしょう。

 言うまでもなくロゴはブランディングにおいて非常に重要な役割を持つもので、日本でも日本航空(JL)が経営破綻後の2011年に鶴丸を復活した際には、過去と決別して自分たちが持つ本質的な価値を取り戻そう、というメッセージが明確に感じられました。社員の皆様の立場で想像すると、「自分たちはこれからこれでやっていくんだ」という決意の拠り所にもなったのではないかと思います。

 LHは最近、GDSサーチャージを徴収したり(リンク)、IATAによる航空券情報流通の新企画「NDC(New Distribution Capability)」に基づく新予約システム「ダイレクトコネクト」を導入したりと、流通面でも変化を強く打ち出しているところで、今回のブランドデザイン刷新もこうした姿勢ときっと無関係ではないでしょう。

 


 さて、今週はまた、海外のBTM(ビジネス・トラベル・マネジメント)企業大手であるアメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベル(GBT)がホグ・ロビンソン・グループ(HRG)を買収する計画を発表した記事が6位に入りました。

 両社はその世界ではいずれもトップ4に入るとされる企業です。日本の旅行業界全体に置き換えると、観光庁による主要旅行会社の旅行取扱概況で2017年度上期(2017年4月~9月)に総取扱額が多かったトップ4は上から順にJTB、楽天、KNT-CTホールディングス(8社計)、エイチ・アイ・エス(5社計)であり、このうちの2社で想像するとインパクトの大きさが伝わると思いますが、思ったよりもアクセスは増えませんでした。

 業務渡航分野ということも一因かとは思いますが、逆にいえば、それだけ日本では海外のBTMプレーヤーが日本のいわゆるインディビ市場を取り込めていないということとも考えられ、そうだとすると日本市場の特殊さが表出した例ということになります。

 個人的にはガラパゴスが悪いというつもりはなく、むしろ日本人向けの日本らしいサービスを人一倍好んでいると自覚しています。しかし、マクロで考えれば、その日本人が今後減っていくなかでいかにそのサービスを継続するかが重要な課題であることに議論の余地はないはずで、メディアとしてその課題解決に向けてどのように活動しどのような情報をお届けしていくべきなのか、試行錯誤の必要を感じる機会となりました。(松本)

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