HIS、17年度は増収増益-20年度に営利1000億円めざす

  • 2017年12月10日(日)

決算会見では代表取締役会長兼社長の澤田氏が今後の計画を説明  エイチ・アイ・エス(HIS)の2017年10月期(16年11月1日~17年10月31日)の連結業績で、売上高(総額)は前年比15.7%増の6060億2400万円、営業利益は11.5%増の159億1500万円、経常利益は127.2%増の196億4700万円、純利益は前年の2億6700万円から約50倍の132億5900万円となり、増収増益だった。売上高と純利益は過去最高。経常利益は為替差益の増加で、純利益は昨年度に所有船舶の減損処理をした反動などで、それぞれ大幅に前年を上回った。

 HISによれば、売上高は主力の旅行事業とハウステンボスグループにおいて、上半期は欧州のテロ事件や九州地震の影響を受けて落ち込んだが、下半期は需要が回復したことにより前年を上回った。加えて、M&Aを積極的に展開し、グループミキホールディングス(ミキグループ)や台湾のグリーンワールドホテルズ(GWH)などを子会社化したことも貢献した。営業利益は旅行事業の回復に加え、収益性の高い「変なホテル」を中心としたホテル事業の成長、震災の影響から脱した九州産交グループの収益の改善などにより、前年を上回った。

 旅行事業の売上高は15.3%増の5368億2600万円、営業利益は9.5%増の99億円。このうち海外旅行の売上高は9%増の3754億円で、主要旅行会社50社に占める割合は、1.2ポイント増の18.4%と増加した。北朝鮮問題によるグアムの需要減もあったが、欧州の旅行が回復したことで全体的に回復基調となったという。

 国内旅行の売上高は1%減の587億円。オンライン販売やバスツアーの強化などに取り組んだが、九州地震が響いた。訪日旅行の売上高は38%増の159億円で、訪日旅行者のFIT化への対応や、MICEの取組強化などが貢献。欧米を中心にBtoBの取扱いも好調に推移したという。海外事業はアジアの旅行需要の取込を強化。現地法人でのインバウンドが31.1%増の987億円、海外発海外などのアウトバウンドが44.7%増の628億円となった。

 ハウステンボスグループは売上高が15.4%増の367億8000万円、営業利益は2.7%増の76億8800万円。九州地震の影響もあったが、夏のイベントなどが好調だったことで下半期は回復した。ホテル事業は売上高が23.7%増の81億7700万円で、過去最高を記録。営業利益は37.5%増の7億6400万円だった。3月に開業した「変なホテル舞浜 東京ベイ」などが初年度から収益増に貢献。GWHの子会社化も寄与した。

 このほか、運輸事業は九州産交グループが回復基調にあり、売上高は10.0%増の222億8200万円、営業利益は531.9%増の5億6400万円。アジア・アトランティック・エアウェイズ(HB)による運輸事業は売上高が1.6%減の32億7200万円、営業損失は600万円増の8億4000万円となった。なお、HISはHBを7月末で連結子会社から持分法適用会社に変更している。

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