全日空、新千歳にも自動荷物預け機など設置、8日から

  • 2017年11月7日

自動手荷物預け機  全日空(NH)は11月8日、2015年に羽田で開始した搭乗手続きなどに関するサービス「ANA FAST TRAVEL」を新千歳空港にも導入する。手続きの手間やわかりにくさ、待ち時間の軽減などが目的で、自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」と「Special Assistanceカウンター」を設置するほか、出発カウンターとプレミアムチェックインカウンターのリニューアルも実施した。

 自動手荷物預け機は10台を設置。日本語に加えて、英語、中国語繁体字・簡体字、韓国語の4ヶ国語に対応する。手荷物を預ける前に実施していたX線検査については、有人カウンターおよび自動手荷物預け機で預けた後に、自動で検査する方法に変更した。

 子連れ客など、搭乗に際して係員の手伝いが必要な利用者向けの「Special Assistanceカウンター」は中央保安検査場付近に設置。カウンター内部の床材には車椅子やベビーカーを利用しやすい素材を使用し、車椅子の利用者向けの専用カウンターも設けた。

出発カウンター周辺のイメージ  出発カウンターについてはレイアウトを変更し、自動手荷物預け機や自動チェックイン機を集約して配置。搭乗手続きや手荷物預かりなどのサービスの表示は、大きな文字やピクトグラムによるデザインに変更した。空席待ちカウンターは出発カウンターから搭乗ゲートエリアに移動。そのほか有人カウンターで手荷物を量る重量計を床と同じ高さにし、利用者の負担を減らした。

 プレミアムチェックインカウンターは、羽田に続き2番目となる室内型カウンター「ANA PREMIUM CHECK-IN」に刷新。室内に新設した専用の保安検査場は、ラウンジや搭乗口に直結させた。