ルフトハンザ、18年冬は関空線デイリー化、成田線再開は未定

  • 2017年10月22日(日)

記者懇談会では、歴代客室乗務員のファッションショーを開催。左奥がブンケンブルク氏  ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)とスイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)の日本・韓国支社長を務めるドナルド・ブンケンブルク氏は10月20日の記者懇談会で、2017年冬ダイヤでは週5便で運航するLHの関空/フランクフルト線を、18年冬ダイヤではデイリー運航に増便すると発表した。同路線は近年、夏ダイヤではデイリーで、冬ダイヤでは週5便で運航しているが、需要の増加を受けて通年のデイリー化を決定したという。

 一方、今年の1月から運休中の成田/フランクフルト線については「(再開の)具体的な計画はない」と説明。LXが成田/チューリッヒ線を運航していること、オーストリア航空(OS)が来年5月に成田/ウィーン線を再開することを説明し、「(成田線については)グループとしての運航を考えている」と語った。

 そのほかには、全281席のA340-600型機で運航している羽田/ミュンヘン線について、17年冬ダイヤ期間中にA350-900型機を導入する考えを示した。座席数は未定で、LHのウェブサイトでは全293席または全319席の2パターンを紹介している。

▽デジタル化推進に5億ユーロ、ネットワークも拡大

ブンケンブルク氏  ルフトハンザグループ全体での取り組みについては、サービスなどのデジタル化推進に向けて、18年から20年までの間に5億ユーロを投資する方針を説明した。同グループでは今年を「デジタル化元年」と位置づけ、16の取り組みを開始している。

 ブンケンブルク氏は「航空会社として成功するためには、新たな技術を導入し、乗客へのサービスを向上していく必要がある」と強調。一例としてスーツケースメーカーのリモワと協力し、日本国内の全空港で電子タグ搭載スーツケースへの対応を開始したことなどを紹介した。また、モバイルアプリの機能強化も進めていることを伝え、「将来的にはアプリでレストランやホテル、空港からの送迎サービスなどを予約できるようにしたい」と意欲を示した。

 そのほかには、経営破綻したエアベルリン(AB)グループからニキ航空(HG)など2社を買収したこと、あわせて傘下のLCCのユーロウィングス(EW)への投資を強化し、機材の購入や従業員の追加雇用などを予定していることについて言及。「LHグループとしてネットワークの拡大をはかっている」と語った。

 5月に経営破綻したアリタリア-イタリア航空(AZ)の再建支援を申し出たことについては、「数社から入札があったと聞いている。イタリア政府の評価を待っている」と述べるにとどめた。

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