オーストリア、女性へのアピール強化-成田線再開に期待

  • 2017年10月16日(月)

タウシュマン氏  オーストリア政府観光局日本局長のミヒャエル・タウシュマン氏は、このほど都内で開催した旅行会社向けの商談会で本誌の取材に応え、今後は女性の取り込みを強化する考えを語った。同氏によれば、2016年の日本人宿泊数はテロ事件の影響などで前年比7.6%減の42万7600泊となったが、今年の1月から7月までの累計は0.4%増の22万8100泊とわずかながら増加に転じており、「既存のシニアのツアー客に加えて、OLなど若い女性をメインとしたFITが増加している」という。

 女性向けには「オーストリアはフォトジェニックな場所が多い」との考えから、街並みや食など「インスタ映え」する観光素材を訴求する方針。8月には女性向けの情報誌「シティリビング」に特集記事を掲載しており、今後もこうしたピーアールを継続する。また、ウィーンやザルツブルクの主要都市に加えて、グラーツやインスブルックなど他の都市も旅行会社に訴求し、商品化を促進する考えを述べた。

 タウシュマン氏はそのほか、オーストリア航空(OS)が来年5月から成田/ウィーン線を週5便で再開することについても言及。「OSの復活を歓迎したい。直行便があることで、ツアー数も増えるのでは」と期待を示した。

エングル氏  OSの運航再開については、商談会に合わせて来日した、ウィーン市観光局マーケット&メディアマネージメント部部長のグドルン・エングル氏も「宿泊数の増加に期待している。旅行会社の皆様にとっても良い知らせでは」とコメント。OSは冬ダイヤ以降の運航については未定としているが、同氏は「OSを応援するので、冬も運航を継続していただきたい」と語り、旅行会社にも協力を呼びかけた。

 16年にウィーンを訪れた日本人宿泊数は、テロ事件やOSの運休の影響などで10.0%減の25万7585泊となったが、今年の1月から7月までの累計では2.8%増の14万368泊。「このまま行けば今年は昨年を上回る」という。

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