成田、7月の方面別旅客は韓国や香港が2桁増-台湾などは減少

  • 2017年9月3日

 成田国際空港(NAA)によると、7月の国際線の方面別旅客数(速報値)は欧州、オセアニア、中東を含むアジア、香港、韓国、アフリカの計6方面で前年を上回った。最も伸び率が高かったのは、エチオピア航空(ET)が成田/香港/アディスアベバ線を運航しているアフリカで31.3%増の2100人。ついで韓国が前年比17.5%増の14万4600人、香港が16.9%増の12万2400人と続き、3方面が2桁増となった。NAAによれば、韓国はティーウェイ航空(TW)の増便などが、香港は香港航空(HX)の増便などが後押ししたという。

 減少した4方面のうち最も落ち込んだのは台湾で、トランスアジア航空(GE)の事業停止などにより18.4%減の10万9600人に。太平洋は昨年の冬ダイヤからデルタ航空(DL)がミネアポリス、ロサンゼルス、ニューヨーク線をそれぞれ運休したことなどにより、9.6%減の34万3500人となった。このほか、グアムは8.6%減の4万4900人、中国は3.4%減の17万8500人だった。