韓国、6月の日本人は6.9%減、3ヶ月連続の減少

  • 2017年7月25日

 韓国観光公社(KTO)によると、2017年6月の日本人旅行者数は前年比6.9%減の16万7785人となり、3ヶ月連続で前年を下回った。北朝鮮によるミサイル発射などにより引き続き朝鮮半島情勢が不透明な状態にあることが影響した。

 本誌の取材に応えたKTOは、旅行のキャンセルはすでに落ち着いていることを述べた上で「旅行会社からは、FITは前年比増となっているがパッケージが戻ってきていないと聞く」と説明。また、6月の訪日韓国人が63.8%増の56万8900人と大幅に増加していることなどから、「政治的な問題だけではなく、訪日客の急増なども影響しているのでは」との見方を示した。7月については23日の時点で約10%減となっているという。

 16年の訪韓日本人旅行者数は、前年の中東呼吸器症候群(MERS)の影響から回復して25.0%増の229万7893人を記録。17年は「完全回復」に向け、年間250万人をめざしているが、1月から6月までの累計は6.5%増の110万7284人と伸び悩んでいる。