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ジャルパック、17年度下期の海外商品出揃う、取扱10万人超へ

  • 2017年7月13日

 ジャルパックは7月13日、2017年下期の海外旅行について全商品の販売を開始した。同社は6月に、日本航空(JL)が9月から運航する成田/コナ線を利用するハワイ商品など、一部の商品を例年より1ヶ月早く発売したところ。今回は残るヨーロッパ、アメリカ・カナダ、カリブ、オーストラリア・ニュージーランド、タヒチ・ニューカレドニア、アジア、アジアのリゾート、モルディブ、香港・マカオ・上海、台湾の商品を発売した。

 同社は2017年度下期について、テロや自然災害などのリスクの恒常化や、旅行商品の販売チャネルの多様化などによる環境変化が影響すると分析。取扱人数の目標は前年比2%減の10万1000人とした。

 方面別では、ヨーロッパ商品において設定期間を18年5月11日まで延長し、ゴールデンウィークの予約を可能にした。また、上期から専用パンフレットで販売を開始したシリーズ「ゆったり周遊」「ゆったり連泊」の販売を継続。全17コースを設定した。

 アメリカ・カナダ商品では、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、バンクーバー滞在コースについて、JLのビジネスクラスの利用者に、空港からホテルまでの専用車による送迎を用意。また、ディズニーリゾート関連商品では、「3世代で一緒に楽しめるキャラクターブレックファースト」を新たに設定し、3世代の4名以上で出発日の90日前までに予約したグループに対し、ディズニーのキャラクターが登場する朝食プランを提供する。

 オーストラリア・ニュージーランド商品は出発日を18年4月26日まで設定し、早期申込を可能にした。また、追加代金なしで参加できる、ガイドと街を散策するオプショナルツアー「メルボルン虹色散歩」を6コースから7コースに拡充。曜日ごとに異なるコースを楽しめるようにした。

 アジア商品では、観光・食事付きの「おまかせ」コースの内容を改良。これまでは1都市のみに滞在する商品を販売していたが、新たに2都市周遊型も追加し、バンコクとシンガポール、クアラルンプールとシンガポールの2コースから選べるようにした。また、香港・マカオ・上海商品では、往路のみJLのビジネスクラスを利用できるコース「香港の休日」を新設した。

 そのほか、台湾商品ではオプショナルプランのコースを拡充。「九フンプラン」と「夜の十分での天燈上げプラン」を新たに用意した。

 なお、ジャルパックによると、17年上期の取扱人数は1%増の10万2000人となる見込み。主力のハワイ方面がJLの機材更新の影響で前年を下回るものの、ヨーロッパ方面が回復傾向にあるほか、アジア・台湾方面を中心に高付加価値商品が堅調に伸びているという。