リキシャはこのほど、B2B向けのホテル手配システム「Rikisha Easy REZ」をリニューアルした。同システムはエクスペディア・アフィリエイト・ネットワークとの業務提携のもと、ユーザーである旅行会社に対して、エクスペディア・グループが持つ宿泊施設の在庫の予約サービスを提供するもの。現在は2300社超の旅行会社がユーザーとして登録している。

　今回の改修は、2011年のシステム稼働以降で最大規模のもの。すべてのページデザインを刷新し、検索性能を高めたほか、決済方法も従来のクレジットカードに加えて8月には銀行振込にも対応する。検索機能の強化では、都市名やホテル名からの検索が可能となったほか、地図上に空室のあるホテルを配し、そのまま予約に遷移できるようにした。

　また、ベッドタイプやインターネット接続環境など施設情報も拡充し、市税など現地払いの費用も予約確認書に表示するなど利便性を向上。ランドマークの情報もカテゴリーごとにわかりやすく掲載する。

　さらに、表示する宿泊料金も完全なNET表示に変更しており、画面上には各ホテルからのコミッション率に応じて決まるNET料金を表示する仕組みだ。割安なパッケージツアー用のプランなど特別料金も用意する。

　このほか、OEMのように取引先旅行会社のウェブサイトにホテル予約機能を付加する、サービスのホワイトレーベル提供も近く対応予定という。加えて、訪日旅行分野での海外の旅行会社をターゲットとした英語サイトも開設する計画だ。

　リキシャでは、今回のリニューアルを受けてまずは今年下半期の取扱高を前年比50％増と伸ばしたいという。