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主要49社、1月の海外旅行は5.2%増、欧州が回復

  • 2017年4月6日

 観光庁が取りまとめた2017年1月の主要旅行会社49社(※)の旅行取扱状況によると、海外旅行の取扱額の合計は前年比5.2%増の1392億8499万円となった。同庁によると、前年のパリでの同時多発テロ事件などによる落ち込みの反動もあって、欧州を含む長距離方面への旅行者が多かったことなどから、2ヶ月ぶりに前年を上回った。募集型企画旅行は取扱額が1.9%増の420億6535万円で、取扱人数は4.8%減となった結果、単価は7.0%増の18万5928円となった。

 取扱額が最も大きかったのはジェイティービー(JTB)15社で、3.2%増の253億8966万円。2位はエイチ・アイ・エス(HIS)5社で7.6%増の235億6042万円、3位は阪急交通社3社で16.8%増の151億1365万円だった。

 前年からの伸び率では、楽天が39.5%増の27億2488万円で1位に。以下は読売旅行が38.8%増の9億1579万円、DeNAトラベルが27.7%増の35億931万円と続いた。海外旅行を取り扱う47社のうち、24社が前年を上回った。

 なお、国内旅行の取扱額は5.3%減の2140億5400万円、外国人旅行は23.8%増の124億7918万円で、総計は0.8%減の3658億1517万円となった。このうち、募集型企画旅行の取扱額の総計は2.5%減の1085億9732万円、取扱人数の総計は6.8%減の254万2763人となり、単価は4.6%増の4万2708円だった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

※観光庁は昨年9月まで50社の取扱額を掲載していたが、10月からホワイト・ベアーファミリーの情報が非開示となったため49社になった


主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
1月単月