HIS、1Qは増収も営利大幅減、為替差益で純利倍増

  • 2017年2月28日(火)

 エイチ・アイ・エス(HIS)の2017年10月期第1四半期(16年11月1日~17年1月31日)の連結業績は、売上高(総額)が前年比0.7%増の1250億2200万円、営業利益が45.7%減の25億4700万円、経常利益が63.3%増の71億7400万円、四半期純利益が108.3%増の39億9700万円となった。売上高の伸び悩みは燃油サーチャージ収入の減少、営業利益の半減は年末年始の日並びなどがそれぞれ影響。一方で為替相場の変動により為替差益33億6100万円を営業外収益に計上したことで、経常利益と純利益は大きく増加した。

 旅行事業の売上高は0.2%増の1086億200万円。主力の日本発海外旅行の送客数は4.0%増と増加したものの、燃油サーチャージ収入が約37億円減少したことなどから微増に留まった。営業利益は66.8%減の8億5400万円で、年末年始の日並びにより安・近・短の旅行が増えたこと、欧州方面の需要回復が遅れたことなどから収益性が鈍化し、大きく減少した。

 ハウステンボス(HTB)グループの売上高は2.3%増の85億8700万円で、営業利益は10.8%減の22億5400万円。HTBの入場者数は熊本地震の直後と比べて緩やかな回復を見せた一方、団体観光客や訪日外国人が低調に推移し、3.0%減の78万9000人となった。

 このほか、ホテル事業は売上高が6.8%減の16億9400万円、営業利益が9.3%減の2億3100万円。アジア・アトランティック・エアウェイズ(HB)による運輸事業は、売上高が151.5%増の9億7100万円となり、営業損失は4億3700万円から4億2100万円に改善した。九州地震の影響が残った九州産交グループは、売上高が2.6%減の58億6700万円、営業利益が39.0%減の2億2400万円となった。

 通期業績については前回の予想を据え置き、売上高は10.7%増の5800億円、営業利益は40.1%増の200億円、経常利益は165.9%増の230億円、当期純利益は120億円を見込む。

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