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フィンエアー、日本へ投資継続、福岡も「期待以上」

  • 2016年11月29日

(左から)AY日本支社長の永原範昭氏、AYアジア・オセアニア地区営業統括本部長のヨンネ・レヘティオクサ氏、フィンランド政府観光局日本代表の能登重好氏 フィンエアー(AY)とフィンランド政府観光局は11月28日、東京で旅行業界関係者やメディアを招待したレセプションを開催した。フィンランドから来日して出席したAYアジア・オセアニア地区営業統括本部長のヨンネ・レヘティオクサ氏は、旅行会社スタッフを中心に集まった約200名に向けて、日本市場における尽力に感謝の意を示すとともにさらなる成長に向けた注力を誓った。

 本誌取材に対してレヘティオクサ氏は、日本はアジアで最大の市場であり就航してから33年の歴史を持つ重要な市場であるとコメント。2016年は福岡線に就航したが、来年も6月には成田線における増便と新機材であるエアバスA350型機の投入で座席供給量の拡大を予定するなど投資を継続していくという。

 現状としては、例えば福岡線は「事前の期待を上回る好調さ」で「非常に満足している」ところ。オーストリア航空(OS)の日本路線からの撤退で行き場を失う需要についても積極的に獲得を進めている。

会場には今年もフィンランドからサンタクロースが駆けつけた また、中長期的にも路線網を拡充していく考えで、成田など既存路線における運航頻度の増加だけでなく、日本国内での5地点目の就航地も検討している。

 このほか、レヘティオクサ氏は旅行業界との関係について「AY便の販売やサポートに感謝するとともに、最大の敬意を表す」と語り、日本市場におけるプレゼンスが強化されてきている段階においても引き続き「パートナーシップを最重視していく」との考えを示した。

 なお、レセプションではフィンランド政府観光局日本代表の能登重好氏も挨拶に立ち、今年は9月までの累計で訪問者数が10%増となるなど好調であることを説明。また、9月や10月の「秋のオーロラ」を打ち出すプロモーションが奏功して現地でも「画期的」と話題になっていることや、クリスマスマーケットの商品が徐々に増えていることも紹介し、欧州の安全に対する懸念がある今こそフィンランドに送客してほしいと呼びかけた。