Airbnb、アクティビティなど取扱領域を拡大、将来は航空券も

  • 2016年11月20日

チェスキー氏と新サービスのイメージ  Airbnbは11月18日、新たなサービスとして「トリップ(Trips)」の提供を開始した。従来の民泊仲介から事業領域を大きく拡大し、旅行先でのアクティビティや飲食などの予約、旅程表などの機能などを追加したもの。CEOのブライアン・チェスキー氏によれば、今回のような大幅な事業領域拡大は2008年の創業以来初めて。今後は航空券などの取り扱いも計画しており、「究極的なビジョン」として「旅行の準備を全面的におこない、旅を初めから終わりまで容易かつマジカルなものにする」ことを掲げる。

 旅行先での体験やアクティビティについては、東京を含む世界の12 都市で約500のオリジナルコンテンツの提供を開始。都市やコンテンツのラインナップは順次拡大する。また、レストラン予約サイトの「Resy」と提携して飲食店予約を可能にするほか、米国のDetour社との独占契約により音声ガイドツアーの提供も開始する。

 そのほか、宿泊先のホストや現地の情報通などによるおすすめ情報を集約したコンテンツ「スポット(Places)」の提供も開始。チェスキー氏は「Airbnb はこれまで部屋の代名詞だった。『トリップ』ではローカルのコミュニティに参加する機会を与えることができる」と説明している。