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全日空が資金調達サイト、第1弾は「旅の常識覆すモノ」

  • 2016年10月3日


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 全日空(NH)はこのほど、クラウドファンディングのプラットフォームサイトとして「WonderFLY」を開設した。事業のアイデアからクラウドファンディングによる資金調達、製品の事業化まで、NHがすべてのサポートをおこなうもので、同社がクラウドファンディングサイトを開設したのはこれが初めて。

 NHは今後、所定のテーマに即したアイデアを募集するコンテスト「クリエイティブアワード」を開催し、受賞したアイデアに対してプロトタイプの製作資金を提供。その後、クラウドファンディングによる資金調達や、商品の製品・事業化に向けた企業とのマッチング、販売の際の流通ルートの確保などをサポートする。

 第1弾のテーマは「旅の常識を覆すモノ」で、ジャンルを問わず「旅の前」「機内」「旅先」を対象にした商品のアイデアを募る。個人・企業ともに応募可能で、航空業界との関連性や知識などは問わない。優秀作品として最大10件まで採用する予定で、プロトタイプ製作用の賞金は各90万円。NHによれば、日本独自の伝統文化や技術を織り交ぜたアイデアを支援する方針で、優秀作品となった場合は追加で賞金10万円の「特別賞」を授与する。

 第1弾の募集期間は10月3日から11月15日までで、11月中の審査を経て、12月上旬には受賞者を発表。来年2月に資金調達を開始する。

 なお、NHは11月3日に都内で「『WonderFLY』ローンチイベント」を開催する予定。受賞をめざす人々によるチームビルディングやブレインストーミングなどを実施する。定員は先着250名で、応募は11月1日まで「WonderFLY」で受け付ける。