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JATA、学生向け就職セミナー開催、「自分に合う業態を」

  • 2016年5月11日

JATA就職セミナーの様子  日本旅行業協会(JATA)はこのほど、同会の指定事業委託会社であるジャタとの共催で「JATA 旅行業就職セミナー」を開催した。2017年3月に卒業予定の学生を対象としたもので、ワールド航空サービス、読売旅行、日本橋トラベラーズクラブなどの旅行会社や、観光関連企業など計7社が出展。今年で3回目の開催となる。

 ジャタ社長の大西誠氏は本誌の取材に対し、「中小の旅行会社やインハウスなどを含む、さまざまな形態の旅行会社を知ってもらいたい」と述べた。大西氏によると、観光について学ぶことのできる大学や専門学校は数多くあるものの、実際に観光産業に就職する学生は2割程度。そのため、一度にさまざまな業態の旅行会社などから説明を受けることができるセミナーを開催することで、学生には「本当に自分に合った旅行会社を見つけてもらう」という。

 JATAによると、この日のセミナーには約200名の学生が参加。学生からは「1日でさまざまな旅行会社を見ることができ、勉強になった」などの声が挙がった。出展した旅行会社からは「今年は選考期間が2ヶ月前倒しになったため、エントリー数が前年同期の倍以上になるなど動きが早い。学生も熱心に聞いてくれた」などの意見が聞かれた。