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【熊本地震】航空5社、熊本空港で国内線の運航再開

  • 2016年4月19日

 熊本空港は4月19日、14日夜に発生した熊本地震により閉鎖していた国内線ターミナルビルの供用を再開した。あわせて日本航空(JL)、全日空(NH)、ソラシドエア(6J)、フジドリームエアラインズ(JH)、ジェットスター・ジャパン(GK)の5社も、定期便の一部の運航を再開した。

 熊本空港ビルディングによれば、地震により国際線と国内線のターミナルビルが損傷したことで両ビルともに閉鎖していたが、国内線ターミナルについては復旧措置をおこない、安全が確認できたエリアから部分的に供用を再開。19日朝は到着便にのみ対応していたが、午後からは出発便にも対応できるようになったという。現在は危険な箇所をカラーコーンなどで明示して、乗客を搭乗口に誘導しているところ。ビル内の飲食店はすべて休業中で、利用できるトイレも限られているという。

 JLは19日は熊本行きの便のみを再開。羽田発便を2便、伊丹発便を1便運航した。4月20日以降は、22日まで羽田線を1日3往復、23日から27日までは1日4往復で運航。伊丹線は20日から27日までは1日2往復し、一部の便で機材を大型化する。

 NHは19日は羽田線の熊本行き6便と羽田行き3便、伊丹線の熊本行き4便と伊丹行き1便を運航。さらに中部線で熊本行きを2便運航した。20日は伊丹線を4往復、羽田線を3往復と羽田行き1便、中部線を2往復、那覇線を1往復運航する。

 6Jは19日は羽田線の熊本行き2便、羽田行き1便を運航。20日は熊本行き4便、羽田行き3便を運航する予定だ。JHは19日は名古屋小牧線を1往復運航しており、4月20日以降は通常通り同路線を1日3往復で運航する。なお、4月21日、23日、25日は一部を運休し1日2往復とする。このほか、GKは19日は成田線で熊本行き1便を運航しており、20日以降は通常通り、1日最大2往復を運航する。

 一方、国際線は19日も引き続き、全線で運休となった。熊本県企画振興部交通政策・情報局交通政策課によれば、国際線ターミナルについては復旧の目処は立っていないという。