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成田、新中計で18年度に旅客数4300万人、営利490億円へ

  • 2016年3月24日

 成田国際空港(NAA)は3月24日、2016年度からの3ヶ年の新たな中期経営計画「イノベイティブNarita 2018~世界最高水準の空港を目指して~」を策定した。3年間を空港としての競争力を高め、さらなる飛躍や20年の東京オリンピックに向けた準備期間と位置付け、「航空ネットワークの徹底強化」など5つの戦略で目標の達成をめざす。

 航空ネットワークの強化については、18年度末までに就航都市を海外130都市以上・国内20都市以上に増加。そのほか18年度には旅客便に占めるLCCの割合を30%以上に、総旅客数を4300万人に、それぞれ引き上げる。旅客数の内訳は国際線が3550万人・国内線750万人とし、国際線のうち外国人旅客数は通過客を含めて2260万人。NAAによれば、15年度の総旅客数は約3800万人に落ち着く見込み。

 空港機能の強化については、ピーク時間帯の1時間あたりの航空機発着回数を18年度末までに72回に引き上げる。また、年間航空機発着回数は18年度中に27万回にまで拡大する。15年度は23万5000回となる見込み。

 経営体力や競争力の強化については、15年度は1166億円に増加する見込みの免税店、物販店、飲食店などの売上高を、18年度には1500億円にまで引き上げる。15年度は約400億円を予想する連結営業利益は、18年度には490億円以上に増加させる。

 サービスの向上などについては、18年度末までに定時運航率で世界最高水準をめざすほか、チェックインや手荷物の預け入れなどの手続き自動化サービスの利用率の向上をはかる。スカイトラックス社が実施する「World Airport Rating」については最高水準の5ツ星をめざす。そのほか、最先端のICTを活用した世界最高水準の「スマート・エアポート」の実現に向けた各種の取り組みを強化する。

 安全性および安定的な運用に向けては、空港内航空機事故発生件数、重要な施設の障害発生件数、ハイジャックおよびテロ事案の発生件数をいずれもゼロにする。3ヶ年の設備投資は総額で1600億円を予定する。

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