海外旅行復活に「商品力向上」が不可欠-JATA経営フォーラム

  • 2016年2月22日(月)

JATA会長の田川氏  日本旅行業協会(JATA)は2月22日、毎年恒例の「JATA経営フォーラム」を開催した。開会の挨拶をおこなったJATA会長の田川博己氏は、冒頭で今回のテーマを「交流大国への挑戦-担い手としての旅行業の役割-」とした旨を説明した上で、「最大のテーマは海外旅行の復活」と強調。「我々は1964年の海外旅行自由化からこれまで、市場の開拓に向けて商品企画力を磨いてきた」と振り返った上で、その復活に向けては「企画力の高度化や、商品そのものの力の向上をはかることが不可欠」と主張した。

観光庁長官の田村氏  来賓として挨拶した観光庁長官の田村明比古氏は、昨年の出国者数が訪日外国人旅行者数を下回ったことについて言及し、「貿易の観点から黒字が出ることは望ましいが、経済摩擦の回避や安全保障の観点などからも双方向交流が大事」と述べ、出国者数の減少に配慮する考えを示した。日本政府観光局(JNTO)によると、2015年の日本人出国者数(推計値)は前年比4.1%減の1621万2100人で3年連続の減少。一方で訪日外国人旅行者数は47.1%増の1973万7400人に上り、45年ぶりに出国者数を上回っている。

 田村氏はそのほか、海外旅行と国内旅行については「財布の紐が固くなり、バーチャルな娯楽などと競争するなかで、消費者に選ばれる商品を提案できるかどうかが問われる」と述べた。訪日旅行については「国際競争力の強化が不可欠となるなかで、旅行業はどのようなリーダーシップを発揮できるか」と出席者に問いかけた。

 「JATA経営フォーラム」は会員企業の代表や有識者などを招き、業界が抱える諸課題について本音で議論するための場として毎年開催しているもので、今回が24回目。JATAによれば来場者は会員企業を中心に350名を超え、昨年の270名を大きく上回った。この日はそのほか、横浜市長の林文子氏が「人に寄り添うリーダーシップ~すべては共感と信頼から~」と題した基調講演を、解剖学者で東京大学名誉教授の養老孟司氏が「旅の壁」と題した特別講演をおこなった。

分科会の様子  恒例の会員企業のトップなどによる分科会は、旅行会社、航空会社、宿泊施設、女性の活躍の4つをテーマに開催。そのうち「海外旅行の未来展望を語る-旅行会社の役割・存在意義とは-」では、モデレーターとしてミキ・ツーリスト代表取締役社長の檀原徹典氏、パネリストとしてエイチ・アイ・エス(HIS)代表取締役社長の平林朗氏、クラブツーリズム代表取締役社長の小山佳延氏、JTBワールドバケーションズ代表取締役社長の井上聡氏、楽天執行役員トラベル事業長の山本考伸氏が登壇し、海外旅行復活に向けた商品開発や市場開拓の重要性などについて議論した。

※各分科会の詳細は後日掲載予定

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