日系2社、年末年始の国際線旅客数は7.1%増、利用率82.7%

  • 2016年1月4日

 日本航空(JL)と全日空(NH)の年末年始期間(2015年12月25日~16年1月3日)の利用実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比7.1%増の52万1580人となった。座席数は7.7%増の63万1064席と旅客数の伸びを上回り、利用率は0.5ポイント減の82.7%に。15年12月18日に発表した予約数と比較すると、旅客数は2641人、座席数は1480席、利用率は0.2ポイント増加した。

 企業別で見ると、JLは旅客数が4.3%増の26万9366人、座席数が2.5%増の31万3524席となり、利用率は1.4ポイント増の85.9%。NHは旅客数が10.2%増の25万2214人、座席数が13.4%増の31万7540席で、利用率は2.3ポイント減の79.4%となった。

 方面別では、JLの旅客数で最も多かったのは東南アジアで、2.7%増の6万4441人。前年からの伸び率については、米大陸が21.6%増の3万5146人と最も高く、次いで中国が12.4%増の6万2595人、オセアニアが5.5%増の4703人となった。

 利用率に関しては、韓国が4.1ポイント増の91.6%、東南アジアが3.8ポイント増の91.5%、オセアニアが2.1ポイント増の90.7%、グアムが4.2ポイント増の90.9%と4方面で90%台を記録。伸び率では、欧州が6.3ポイント減、台湾が3.2ポイント減となったものの、そのほかは全方面で上昇した。

 NHの旅客数は、ホノルルが28.6%増の1万1501人、アジア・オセアニアが18.8%増の11万8737人、北米が8.5%増の4万7541人と欧州以外の全方面で前年から増加。利用率については、ホノルルが4.1ポイント増の91.6%、アジア・オセアニアは1.3ポイント増の89.7%と伸長したものの、北米は2.5ポイント減の83.0%、中国は6.2ポイント減の63.7%、欧州は11.0ポイント減の67.0%となった。