アコー、ラッフルズなど3ブランド傘下に、親会社買収で

  • 2015年12月16日

 アコーホテルズはこのほど、ホテルブランド「ラッフルズ」「フェアモント」「スイスホテル」を所有するFRHIホールディングスを買収すると発表した。アコーホテルズが8億4000万米ドルを現金で支払い、残りは新たに4670万株を発行することで賄う。なお、発行した株式はカタール・インベストメント・オーソリティ(QIA)とキングダム・ホールディング・カンパニー・オブ・サウジアラビア(KHC)が所有し、今後はアコーホテルズの取締役会にQIAから2名、KHCから1名が参加するという。買収の時期は未定とした。

 FRHIホールディングスは、開発中の40軒を含めて計155軒のホテルおよびリゾート施設を所有。アコーホテルズでは今回の買収で、ブランドの認知度やホテルの収益性の向上などによる6500万ユーロの相乗効果を見込んでいるという。アコーホテルズ代表取締役会長兼最高経営責任者のセバスチャン・バザン氏は「ラグジュアリーホテルにおける強固で世界的な地位の獲得、重要なデスティネーションへの進出が可能になる」とコメントしている。