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CAPA、15年アジア太平洋エアライン1位はカタール、LCCはピーチ

  • 2015年11月25日

 CAPA-Centre for Aviation(CAPA)はこのほど、「2015 CAPA アジアパシフィック・アビエーション・アワード・フォー・エクセレンス」の選考結果を発表し、「アジア・パシフィック・エアライン・オブ・ザ・イヤー」にカタール航空(QR)を選出した。同賞は航空業界において顕著な成果を収め、新しい取り組みにより業界を牽引した航空会社と空港を表彰するもの。2011年までは表彰対象をアジア太平洋地域のみに限定していたが、12年以降は全世界に拡大しており、今年はグローバル部門とアジア・パシフィック部門に分けて実施した。

 「アジア・パシフィック・エアライン・オブ・ザ・イヤー」では、卓越した戦略により、今年の航空業界の発展に最も大きな影響を与えた航空会社としてQRを表彰。過去1年間で新たに10都市以上に就航し、座席供給量を大幅に増加させたことなどを評価した。CAPAによると、QRの旅客輸送量は5年前に比べて2倍以上に増加したという。グローバル部門の「エアライン・オブ・ザ・イヤー」にはエチオピア航空(ET)を選出した。

 LCCを対象とした「アジア・パシフィック・ローコスト・エアライン・オブ・ザ・イヤー」には、ピーチ・アビエーション(MM)を選出した。MMによると、同賞の受賞は北東アジアの航空会社としては初めてで、サービスや戦略で他社との差別化をはかったこと、2年連続で黒字化していること、LCCモデルの成功を日本市場でも証明したことなどが認められたという。グローバル部門の「ローコスト・エアライン・オブ・ザ・イヤー」ではインディゴ(6E)が選出された。

 アジア・パシフィック部門の受賞航空会社および空港の詳細は下記の通り。

▽「2015 CAPA アジアパシフィック・アビエーション・アワード・フォー・エクセレンス」選考結果
◆エアライン・オブ・ザ・イヤー
カタール航空
◆ローコスト・エアライン・オブ・ザ・イヤー
ピーチ・アビエーション
◆リージョナル・エアライン・オブ・ザ・イヤー
バンコクエアウェイズ
◆ターンアラウンド・オブ・ザ・イヤー
カンタス航空
◆エアポート・オブ・ザ・イヤー
ムンバイ空港
◆エアライン・チーフエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤー
シンガポール航空CEOのゴー・チュン・ポン氏
◆エアポート・チーフエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤー
ドバイ空港のポール・グリフィス氏