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赤プリ跡の「東京ガーデンテラス紀尾井町」、家紋風のロゴ発表

西武ホールディングス代表取締役社長の後藤高志氏。「三つ葉葵」をイメージしたというロゴと  西武ホールディングスはこのほど、「グランドプリンスホテル赤坂」跡地に建設中の「東京ガーデンテラス紀尾井町」の上棟式と施設ロゴの発表会を開催した。登壇した同社代表取締役社長の後藤高志氏は上棟にあわせ、施設名を「東京ガーデンテラス」から「東京ガーデンテラス紀尾井町」に変更したことを発表。「紀尾井町」の由来である紀伊徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家が中屋敷を構えたという「同施設の立地の特性を強調するためのもの」だという。ロゴマークも徳川家の家紋「三つ葉葵」をイメージした。

東京ガーデンテラス紀尾井町(9月14日撮影) ロゴマークの色は緑、赤、青の3色。後藤氏は「上部は豊かな自然を象徴する緑の葉を、左部は文化や人々が交差し赤く熟したさまを、右側はお堀の水面と積み重なった歴史を表現している」と説明。合わせてキーメッセージ「品と、格と、未来と。」を設定したことを明かし、「歴史がもたらす品格と未来へ向かう広い視野、訪れ働き暮らす1人1人を包む穏やかな空気が合わさって生まれる、新しい価値を東京の中心から皆様にお届けしたい」と意欲を示した。開業は2016年夏を予定しているという。

関係各社が出席した上棟式  東京ガーデンテラス紀尾井町はオフィス、ホテル、住宅、商業施設、カンファレンスセンターなどからなる複合施設で、敷地面積は約3万400平方メートル、総事業費は約980億円。

赤坂プリンス クラッシックハウス バンケットルームの着席パーティー(イメージ)  同施設は主に36階建てのオフィス・ホテル棟と21階建ての住宅棟からなり、オフィス・ホテル棟の30階から36階部分にはプリンスホテルが運営する「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」が入る。客室数は250室で、レストランやバー、スパ、フィットネス施設を設けた。また、同棟の1階から4階までは商業ゾーンで、35店舗が入居予定だ。

 このほか、旧グランドプリンスホテル赤坂の旧館「旧李王家東京邸」を保存・復元し「赤坂プリンス クラッシックハウス」として開業する。プリンスホテルとプラン・ドゥ・シーが共同で運営する施設で、レストラン、カフェ、バー、着席で150人収容可能なバンケットルーム、多目的ホールなどを設けた。9月1日から一般宴会と婚礼の予約受付を開始した。