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スイス・インター、16年からB777-300ER受領、日本導入は17年以降

  • 2015年9月9日

 スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)は2016年から、ボーイングB777-300ER型機を順次導入する予定だ。LXはボーイングに対し、計9機を発注。16年には3機受領する予定で、バンコク、香港、ロサンゼルス線に投入する計画だ。LX日本・韓国支社長の岡部昇氏はこのほど開催したイベントで本誌の取材に応え、17年は3機の納入が予定されており、日本路線への導入について検討していると語った。B777-300ER型機の座席数は、ファーストクラス8席、ビジネスクラス62席、エコノミークラス270席の計340席。

 また、岡部氏は15年の日本路線の状況についても言及した。昨年末から今年春にかけては、イスラム教過激派組織ISILの影響で需要が低迷していたが、5月から徐々に回復。スイスのハイシーズンにあたる7月は、例年実施していたエーデルワイス航空(WK)の季節運航を実施しなかったこともあるが、ほぼ満席だったという。同氏は今後も需要の回復傾向は続くとの見方を示し「秋冬には回復すると自信を持って言える」と語った。

 このほか、同社では16年から、短・中距離用の機材として、ボンバルディアのCシリーズ30機を順次導入する予定だ。16年にC100型機を20機、17年にC300型機を10機受領する計画で、チューリヒ以遠のスペイン線やイタリア線などで活用するとした。座席数はC100型機が125席、C300型機が145席。