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ティーウェイ、LCC初の関空/グアム線-10月から

  • 2015年8月25日

B737-800型機  韓国のLCCであるティーウェイ航空(TW)は10月1日、関空/グアム線を週3便で開設する。関係国政府の認可取得が条件だ。LCCが日本/グアム間で定期便を運航するのは今回が初めて。これにより、TWは関空から仁川、大邱、グアムの3都市に合計週17便を運航することになる。航空券の予約受付は8月26日10時から開始する。

 TWの日本総代理店を担当するAMSによると、グアム線は以遠権を活用し、現在デイリーで運航中の大邱線を延伸するもの。ただし、大邱発の需要は全体の1割から2割程度に留まる見込みで、主な利用者は関空発の日本人を予想する。なお、TWでは9月24日から仁川/グアム線のデイリー運航も開始する計画だ。

 AMSによると、グアム線は旅行会社のパッケージツアーや団体での利用がメインとなる見込み。ファミリー層や卒業旅行、インセンティブツアーなどをターゲットに、旅行会社各社に営業をおこなっているという。関係当局の許可が下りれば、将来的に増便したい考え。

 関西/グアム間は2009年の日本・韓国航空当局間協議において、両国の航空会社が最大週7便まで運航できるようにした。国土交通省航空局によると、その後開催した当局間協議において運航可能便数を増加。便数は明かせないが「TWが週3便を申請しても、権益上可能な範囲」にあるという。

 同区間は大韓航空(KE)が1日1便、デルタ航空(DL)が1日1便、ユナイテッド航空(UA)が1日2便で運航。また、全日空(NH)がUAとコードシェアを実施している。TWによると、同区間の運賃が高止まりするなか、LCCとして安価な運賃を提供することで、新規需要の獲得をめざしたい考えだ。

 なお、TWでは関空/グアム線の就航を記念し、同区間の特別運賃を設定。片道990円から、座席数限定で8月26日10時から2週間販売する。オンライン予約のみで受け付けるものとしており、利用対象期間は10月1日から2016年1月31日まで。

 運航機材はボーイングB737-800型機で、座席数は186席から189席。運航スケジュールは以下の通り。


▽TW 関空/グアム線 運航スケジュール
・10月1日~24日
TW311便 KIX 11時50分発/GUM 16時20分着(火・木・日)
TW312便 GUM 17時20分発/KIX 19時45分着(火・木・日)

・10月25日~
TW311便 KIX 10時45分発/GUM 15時20分着(火・木・日)
TW312便 GUM 17時00分発/KIX 20時00分着(火・木・日)