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LCC3社、お盆利用率は9割超え、新興はソラシドが好調

  • 2015年8月18日

 ピーチ・アビエーション(MM)とジェットスター・ジャパン(GK)、バニラエア(JW)が発表したお盆期間(8月7日~16日)の利用実績で、3社合計の旅客数は38万1809人、座席数は41万4360席、利用率は92.1%となった。3社いずれも、旅客数と座席数で2桁増を記録した。

 会社別では、MMは国際線の旅客数が前年比37.1%増の3万8358人、座席数が33.9%増の4万1940席となり、利用率は2.1ポイント増の91.5%と伸長。国際線においては、3社のなかで旅客数、座席数ともに最多となった。国内線は旅客数が24.3%増の10万5221人、座席数が16.8%増の11万1420席、利用率は5.7ポイント増の94.4%となり、いずれも前年を上回った。

 GKは、国際線が2015年2月からの運航のため前年との比較はできないが、座席数は3600席、旅客数は3498人となり、利用率は3社のなかで最も高い97.2%を記録。国内線は旅客数が29.6%増の17万5781人、座席数が21.6%増の19万3680席で、利用率は5.7ポイント増の90.8%となった。

 JWは、国際線の旅客数が47.8%増の1万9267人、座席数が42.5%増の2万520席で、利用率は3.4ポイント増の93.9%。一方、国内線は旅客数が26.8%増の3万9684人、座席数は26.9%増の4万3200席となり、利用率は0.1ポイント減の91.9%と3社のなかで唯一前年を下回った。

 このほか、昨年8月から国内線のみを運航する春秋航空日本(IJ)も利用実績を発表。旅客数は35.6%増の1万6145人、座席数は4.0%増の1万9656席で、利用率は13.5ポイント増の82.0%と大きく前年を上回った。

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