エジプト・カイロ、6月03日に発生した「警察官銃撃事件」に関するご報告

  • 2015年6月5日

 エジプトにおいて日本人マーケットに携わる旅行関連業者からなる「エジプト日本旅行業連盟」(JTUE: Japanese Travel Union of Egypt)より、現地時間2015年6月03日(水)のカイロでの警察官銃撃事件発生後のピラミッドエリアおよびその周辺の様子に関し、詳細なレポートが届きましたので、以下にご紹介いたします。

 
2015年6月03日(水)エジプト現地時間の午前7時頃、ギザの三大ピラミッドから約9キロ離れた、ギザ・ファイユームロード沿いのセキュリティーチェックポイントにて、警察官2名がオートバイに乗った何者かに銃撃され死亡するという事件が発生しました。

 事件後間もなく、日本でも複数の新聞社がインターネットを通じていち早く報道を行いましたが、当事件の発生場所に関し、それらの報道では共通して「ギザの三大ピラミッド近く」という、非常に大雑把で正確さに欠く表現が使われたことから、当事件があたかもピラミッドエリア内、またはその至近で発生したかのような誤った認識の広まる可能性が危惧されます。

 そこでJTUEでは、事件発生当日のピラミッドエリア及びその周辺の様子を皆様にお伝えすることにより、冷静かつ客観的なご判断の一助としていただきたくご報告申し上げる次第です。

 尚、ここに掲載する全ての写真は事件発生当日の午後4時前後にJTUE会員により撮影されたものであり、ご覧のように ピラミッドエリアは平常通りオープンされており、ピラミッドエリア周辺道路も事件による影響は一切見られませんでした。

 最後に、一部メディアでは「観光産業への打撃狙った可能性」との指摘がございますが、現時点において犯行声明は出されておらず、今回の銃撃犯の目的が依然として特定されない点をつけ加え、JTUEからのご報告とさせていただきます。

以上
JTUE会員一同


情報提供:エジプト日本旅行業連盟 (JTUE)、日本海外ツアーオペレーター協会