HIS、2Qは各利益2桁増-営利は半期で100億円達成

  • 2015年5月31日(日)

HIS代表取締役社長の平林朗氏   エイチ・アイ・エス(HIS)の2015年10月期第2四半期(2014年11月1日~2015年4月30日)の連結業績で、売上高(総額)は前年比3.2%増の2607億9800万円、営業利益は19.7%増の100億2900万円、経常利益は16.7%増の112億5400万円となり、四半期純利益は保有株式売却損があったものの17.0%増の51億200万円でいずれも過去最高となった。売上高と経常利益は5期連続、営業利益は4期連続で過去最高を記録。営業利益は初めて半期のみで100億円を上回った。

 このうち旅行事業は、売上高が2.4%増の2296億2200万円で、営業利益は35.3%増の53億8100万円となった。HIS代表取締役社長の平林朗氏は利益が伸びた理由として、アジアやヨーロッパ方面については低迷したものの、「廉価商品の割合が減ってイールドが上がった」と説明。そのほか全社的な取り組みの強化を進めるハワイなどが好調に推移し、売上高や利益に貢献したと語った。

 日本発海外旅行では、ヨーロッパや中東での情勢不安や円安基調などが影響したものの、ハワイに特化した専門店を新宿三丁目にオープンするなど、全社一丸でハワイに注力。また、高付加価値型商品の拡充にも引き続き取り組んだ。企業向けなど団体旅行に関しては、各種イベントや社員旅行の大型案件の受注が増加した。

 国内旅行は、新幹線の開通で需要が高まる北陸や、沖縄の離島の商品の拡充をはかった結果、引き続き順調に推移。バス旅行はスキー関連の集客が好調に推移した。

 拡大を続ける訪日旅行は、旧正月における訪日中国人旅行者の取り扱いが大幅増。そのほかのアジア諸国からの旅行者も好調に推移した。大阪の心斎橋に「ツーリストインフォメーションセンター」を、銀座と新宿に訪日カウンターを開設し、オプショナルツアーの販売などを強化した。ANAセールスとの新たな合弁会社「HAnavi」も、4月から営業を開始している。海外事業では、スロベニアなどにツアーデスクを開設して拠点を拡充。また、東南アジアにおける多店舗展開も引き続き推進した。

 ハウステンボス(HTB)、ラグーナテンボスなどのテーマパーク事業は、ともに各種イベントに注力した結果、売上高が18.0%増の165億3600万円、営業利益が3.3%増の52億8800万円。HTBの年間入場者は6.7%増の約160万人、ラグーナテンボスは17.9%増の約35万人となった。

 運輸事業では、国際チャーター便専門会社のアジア・アトランティック・エアウェイズ(HB)が成田発着便に加えて、新たに東南アジア/小松、静岡間で相互チャーター便を実施。しかし売上高は30.9%減の13億3600万円、営業損失は6億400万円(前期:営業損失5億5200万円)となった。

 このほか、ホテル事業の売上高は16.7%増の32億5400万円、営業利益は78.5%増の3億4400万円。九州産交グループの売上高は4.5%減の122億4700万円となったものの、軽油費の減少などにより営業利益は8.6%増の7億1800万円となった。

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