エチオピア航空、成田線ノンストップ化に意欲、デイリー化も早期に

  • 2015年6月4日(木)

エチオピア航空CCOのブセラ・アウェル氏 エチオピア航空(ET)のチーフコマーシャルオフィサー(CCO)を務めるブセラ・アウェル氏はこのほど、アディスアベバの本社で本誌の取材に応え、4月22日に開設した週3便の成田/香港/アディスアベバ線を1年以内にノンストップ化、その後3年を目途にデイリー運航化したい考えを示した。2013年におこなわれた日本とエチオピアの航空当局間協議では、成田へのデイリー運航について合意が得られている。

 ブセラ氏は需要拡大に向けた具体策として、サハラ以南を中心に約50都市に上るネットワークを持つアフリカ諸国や、アディスアベバからのノンストップ便を持つブラジルへの送客増に努める考えを表明した。また、認知度向上に向けた一般消費者へのプロモーションや、機内サービスの強化などにも意欲を示した。

 4月に日本で開催した就航記念会見では、同社最高経営責任者(CEO)のテウォルデ・ゲブレマリアム氏が、今後の目標としてデイリー化の実現などを掲げたところ。ブセラ氏は「ETではデイリー化よりも先にノンストップ化を優先している」と説明し、アディスアベバ乗り換えの利便性を活かして「どの航空会社にも負けないネットワークを持つ」アフリカ諸国や「日本以外では最も多くの日本人(および日系人)が住む」ブラジルへの送客に注力するとした。なお、ノンストップ化の際には、アディスアベバが高度2300メートル以上の高地に位置していることから、機材を現行のボーイングB787-8型機からB777-200LR型機に変更する考え。

アディスアベバのET本社 アフリカ大陸におけるネットワークの拡充については、西部に位置するトーゴのロメ、南部に位置するマラウィのリロングウェに続く国外ハブを、中央部に新設する計画を明示。候補にはコンゴ民主共和国のキンシャサが挙がっている旨を説明し「ハブ増設によって広大な大陸の空白を埋める」との考えを示した。

 ブラジル線については、週3便を運航しているアディスアベバ/サンパウロ線を成田線と同様にデイリー化して、日本からの送客を促進する方針。ETは今年4月にロメ経由だったサンパウロ線をノンストップ化し、所要時間を2時間以上短縮したところで、成田線は現在、週3便のうち2便がサンパウロ線に同日接続可能だという。日本/ブラジル間については米系、欧州系、中東系航空会社がしのぎを削っているが、ブセラ氏は「より直線的にブラジルまで飛べる」というアディスアベバ経由の優位性をいかして、競争に参入する考えを示した。

 今年の後半には実現すると見られているエジプト航空(MS)の日本再就航については、両社の市場展開やネットワークの方向性の違いについて述べた上で「影響は少ない」と明言。ブセラ氏は、両社が同じスターアライアンスに属しており、一部の運航便でコードシェアを実施するなど協力関係にあることを踏まえて「競争するより協働したい」と強調。効率的な日本展開をめざしたいとした。

※エチオピアFAMツアーの詳細は後日掲載

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