ネパールで大地震、主要会社ツアーは被害者なし-各社が今後の催行検討

  • 2015年4月27日(月)

 ネパールで4月25日の現地時間12時頃、同国西部を震源とするマグニチュード7.8の大地震が発生し、首都のカトマンズなど国内の各地で多数の死傷者が出た。現地からの報道によれば、死者数は27日午後の時点で3000人を超えるとされており、日本人も男性1名の死亡、女性1名の負傷が確認された。空港などの交通インフラや通信インフラが大きなダメージを受けているほか、カトマンズでは観光資源となる仏教寺院などが損壊していることから、日本の旅行会社の多くは、当面のツアー催行を控える見通しだ。

 外務省によれば、日本人の死傷者2名は個人旅行の登山客。なお、27日午前の段階で、現地には連絡の取れない個人のトレッキング客などが「相当数いる」という。同省は26日付で同国に関し、「大地震発生に伴う被害及び余震等に対する注意喚起」を発出。旅行計画の変更や延期を促している。

 日本旅行業協会(JATA)では、25日中に大手やSIT系の会員会社と連絡を取り、催行中のツアーの参加者に死傷者がいなかったことを確認。その後は27日午前の時点で、特に問い合わせの電話などはないという。JATAでは2012年に発生した、アミューズトラベルによる万里の長城登山ツアーの事故を受けて、13年には既存の「ツアー登山運行ガイドライン」に、海外旅行に関する記述を加えた増補版を策定している。

 大手各社の状況では、KNT-CTホールディングスではクラブツーリズムが市内観光を中心としたツアーを2件催行していたほか、近畿日本ツーリストがエアオンで3名を取り扱っていたが、計20名についてはいずれも無事を確認した。27日午前の時点では、ツアーを切り上げて帰国準備を進めているところだという。なお、クラブツーリズムでは5月にもネパール行きのツアーを予定していたが、催行するか否かについては検討するという。

 阪急交通社は、地震発生時には3つのツアーを催行。2つのツアーで旅程にハイキングなどを盛り込んでいたが、日本人参加者36人全員の無事を確認した。いずれのツアーも、現地での準備が整い次第、帰国する予定としている。夏以降に予定していたツアーについては、これから催行の可否を検討する。

 日本旅行は地震発生時に催行中のツアーはなかったが、4月28日と30日に出発を予定していたツアーと、5月出発のツアーについては中止を決定。6月以降については今後の状況を踏まえて催行の可否を決定するとしている。

 ジェイティービー(JTB)グループとエイチ・アイ・エス(HIS)については、催行中のツアーはなかったという。両者ともに今後のツアーについては、現地からの情報や外務省の渡航情報などをもとに検討するとしている。

※訂正案内(編集部 2015年4月27日 20時55分)
訂正場所:第4段落目第1文
KNT-CTホールディングスのツアーの催行状況などに関する記載に誤りがありました。お詫びするとともに訂正いたします。

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